安心して離婚するために知っておくべき3つのこと。

離婚は紙にハンコを押して役所に提出をすればそれだけで離婚は成立します。

しかし、安心して離婚をするためには知識が必要です。

知識がなければ知っている人に教えてもらうというのは本当に大切です。

離婚を経験した人に聞くのもいいでしょうし、目的に合わせて私たちのような専門家に依頼するのもいいでしょう。

このブログのテーマでもある

「離婚後の生活を考える!」

というのは、離婚をする前から始まっているのです。

まずはしっかりとこれから紹介する3つのことを押さえておきましょう。

準備期間をしっかりと取る!

今日離婚したくなったからといって、明日に離婚が成立するなんてことはほとんどないでしょう。

感情的になって離婚をしてしまうと特に女性の場合は離婚後の生活が悲惨になることが多いのです。

最低限調べておくことでも触れましたが、離婚後の生活やお金に関することはこの準備期間にできるだけ調べておかなければなりません。

離婚を考え始めたらすぐにプラス財産の把握はもちろんマイナス財産の把握もしておきましょう。

相手が不倫や浮気をしているのなら、その証拠の収集もしておきます。

モラハラなどを受けていると感じている場合は、何月何日にどのようなことを言われたのか、どのような行為をされたのかを日記などにつけておくことも有効です。

このあたりは慰謝料の請求に関わったり、離婚原因が相手にあることを主張するためにも必要になってきます。

離婚の慰謝料は離婚したら必ず発生するわけではありませんが、不倫や浮気、モラハラ等は慰謝料の発生原因になります。

離婚後の生活を考えると、慰謝料をもらえる可能性があるのなら、しっかりと確保しておく必要があります。

その他にも相手に請求できるものは年金分割や財産分与など多岐にわたりますが、ご自身で調べられない場合はこの時点で専門家に相談するのもいいでしょう。

そして重要なのが、相手にこの動きを感づかれないようにしなければなりません。

離婚の準備をしないままに離婚を切り出してしまうと、相手が財産を隠したり、証拠の隠滅をしようとします。

全ての動きを感づかれないようにするのは困難かもしれませんが、せめて財産状況の把握か証拠の収集のどちらかだけでも完了させたいものです。

そしてある程度、財産状況の把握や証拠の収集が完了してから別居をするか離婚を切り出すようにします。

DVや相手に借金があり、あなたの身に差し迫った危険がない場合は、財産の把握、証拠の収集等、数か月後から1年後ぐらいを目途に準備期間を設けるようにしましょう。

離婚するには貯金が必要!

しっかりと離婚協議書や公正証書、調停調書を作成していたとしても養育費や慰謝料は踏み倒されるというのはよくあることです。

離婚した後の最初の数か月から数年はしっかりと支払われるかもしれませんが、いつか支払いが滞ることを覚悟しておかなければなりません。

法的に何らかの対処をしても支払い義務者に、支払い能力がなければ支払いを受けることができないのです。

離婚準備の期間にパートなどで相手にばれない自分名義の貯金(へそくり)をしておきましょう。

もちろん相手の収入から少しづつ貯金をしていくのも良いでしょう。

相手の収入からですとあまり大きな金額だと不審に思われるかもしれないので注意が必要ですが、ご自身の収入と併せて少しずつでもいいので貯金をする額を確保しておきます。

できれば100万円以上は貯めておきたいところになります。

現在貯金をする余裕がなかったり、子育てに費やす時間が多く、時間がなくて外に働きに出ることができない等の貯金ができないというのなら時間を作りながら収入を得る方法も必要になってきます。(このあたりはまた後日の記事で。)

離婚後に子供がいる場合は、お金が必要なのに働く時間が制限されたり、特に現在の日本では女性の雇用環境は決して良いものではありません。

貯金ができないにしても離婚の準備期間中に収入を得る方法を探し、離婚後も働き続けることができる仕事を選んでおかなければなりません。

離婚はブラック企業も驚く重労働!

彼氏彼女のような恋人関係でも別れるという行為には相当なエネルギーが必要です。

恋人関係でも相当なエネルギーが必要なのに、離婚というものはとてつもなく大変なものになります。

また離婚を決意するまでも大変ですが、離婚の話し合いを切り出した後はとてつもなく重労働になります。

相手との交渉だけではなく相手の親兄弟とも話し合いの場を持たなければならないこともありますし、これにプラスしてお節介な親戚や友人が絡んで来たら本当に大変です。

夫婦二人と子供たちの問題なのに親戚や友人はお節介をやきたがるのです。

この親戚や友人のお節介が良い方向に進めばいいのですが、私の経験上、厄介なことになることが多いです・・・

相手との交渉を進めつつ、親兄弟、親戚や友人をかわしながら、離婚準備を進めるのは一人の力と時間ではかなり無理があります。

離婚の準備と、離婚の協議や交渉は同時進行で進めようとするのはとんでもない重労働で、身体的にも精神的にも疲労がたまり、冷静な判断ができなくなる可能性があります。

離婚をするには覚悟が必要!

離婚な対してネガティブなイメージを持つ人は少なくなり、ある程度理解がある世の中になってきましたが、まだまだ世間の風当たりは強いように感じます。

雇用についていうと、子供がいる女性は突然仕事を休まなければならないことがあるため、雇用する側はどうしても敬遠してしまいます。

離婚をするときに十分な慰謝料や養育費、財産分与を獲得できれば良いのですが、実はそれもあまりあてにはできません。

離婚するときは、子供を持ちながらでも経済的に自立できる準備ができることが理想になります。(このあたりはまた後日の記事で)

どうしても経済面では女性にとって不利な世の中だという事を覚悟して、離婚後に生活苦に陥らないためにも離婚前に準備を進めておきましょう。

準備を進める上で、本当に離婚をするべきなのかどうなのかという事も考えることができるので、上記のような準備期間はどちらにしても必要になってきます。

結局、離婚をしないという結論に至っても、準備したものは無駄になることはありませんね。

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